- 5.4 MON 14:25-15:00 CAVE STAGE
- 04 Limited Sazabys

青き衝動が煌めいた!
フォーリミ、CAVE STAGEを圧倒!
「名古屋の04 Limited Sazabysです! 最高のライヴ始めまーす!」といういきなり堂々たる「宣言」から始まった04 Limited Sazabys。ド頭から“swim”を繰り出し、陽性のハイトーンヴォイスがスコーンとCAVE STAGEのフロアを突き抜けていく。抑揚の効いたリズミカルなGENのリリック、メロディアスなギターが生む青く澄んだ衝動性、ぐいぐいと体を前に引っ張っていくようなアグレッシヴで求心力のあるパフォーマンス……一瞬にしてむせ返るような熱気が押し寄せてくる。
“midnight cruising”では、ハンドクラップの後に雪崩れ込んだモッシュパートでピットの隆起が凄まじい高さに達し、ステージが見えないほど人が重なって飛び、ひっくり返っている。そんなフロアの熱量を受けたバンドは、さらにそのアンサンブルを昂ぶらせ、さらにダイナミズムが加速していく――ステージ上のバンドとオーディエンスの双方がお互いにお互いのパッションとエモーションをぶつけ合いながら、感情の沸点を更新し続けていく。
「Yeah、声に出して読みたいバンド、04 Limited Sazabysです。今日は海外のライヴハウスみたいで、だいぶヤバい景色になってますね。最近、ライヴが激しすぎて賛否両論いただくんですが、予定調和的なダイブも好きじゃないし、思ったようにブワーッとやって欲しいです。気持ちが抑えられなかったらしょうがないんじゃないのかなって思うんで、その時は、セキュリティの人にぶん殴られてもいいっていう覚悟で飛んできて欲しいです」――生身で音楽を鳴らすバンドだからこそ、生身でお客さんとも向かい合い、生身での感情のやり取りがある。セットリスト折り返し地点のショートチューン“Remember”を叩き付ける頃には、前方の景色はもうグッチャグチャで、まさにライヴハウスで観られるような自由で青い光景が目の前には広がっていった。
フォーリミは、なんと明日のVIVA! STAGEにも2日連続の出演を果たす。あの大きな舞台で今度はどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、今から楽しみでならない。
(矢島大地)
セットリスト
1. swim
2. midnight cruising
3. fiction
4. Now here, No where
5. Remember
6. nem…
7. knife
8. hello
9. monolith