- 5.5 TUE 17:00-17:50 STAR STAGE
- BIGMAMA
スリルとドラマ、そして
ビバラへの愛に満ちた特別な空間
「騙されたと思って、どうか今だけはBIGMAMAの音楽に身を任せてください。ここにジェットコースターはないけど、それ以上のスリルを感じさせます。映画館みたいなスクリーンはないけど、それ以上のドラマを見せます。死ぬまで騙しきってみせます」
金井政人(Vo&G)は、そんなふうに力強く宣言した。今年2月にニューアルバム『The Vanishing Bride』をリリースし、その真摯でドラマティックな音楽の到達半径を広げてきたBIGMAMA。たくさんの人達とその物語を分かち合う、力強く真っ直ぐなステージだった。
SEに5人が登場し、まずは“Flameout”からライヴはスタート。金井の伸びやかな歌声に柿沼広也 (G&Vo)がハーモニーを重ね、東出真緒 (Strings&Vo)のバイオリンが彩りを作る。「BIGMAMAで大暴れする準備はできてますか!」とプレイした“荒狂曲“シンセカイ””、「残ってる力を全部ください」と鳴らした“Sweet Dreams”と、前半は5人が一体となって渾身のグルーヴを作り出す。
ロックとクラシックを融合させ独自のバンドサウンドを作り上げてきた彼ら。ベートーベン“歓喜の歌”を引用した“No.9”では、誰もが知ってるあのメロディで文字通りの喜びを描き出す。“Swan Song”では、リアド偉武 (Dr)の叩き出すアグレッシブなビートと安井英人(B)のスラップベースでチャイコフスキーの名曲“白鳥の湖”をフロアが暴れまくるラウドナンバーに蘇らせる。
中盤では「気持ちいい曲を歌います」と“Lovers in a Suitcase”。アコースティックギターを抱えて歌い始めた金井政人は、途中から両手を一杯に広げて歌い上げ、まるで映画のエンドロールのような壮大な風景を見せる。クライマックスに達したかと思えば、一転して“秘密”でパンキッシュに弾ける。
「みなさんの人生から不幸を遠ざけたいと心から思っています」と歌った“A KITE”から、ラストは「よかったらタオルを掲げてくれませんか」とオーディエンスに呼びかけアカペラで歌い切った“until the blouse is buttoned up”。
金井は先日5月3日に誕生日を迎え、ここVIVA LA ROCKでも深夜の「ALL NIGHT VIVA!」に出演してアコースティックライブとトークのスペシャル企画で出演したばかり。
「大好きな人がやってるフェスなんです。いつもより愛情を込めて歌うことができました」と、金井は語っていた。その言葉通りの、とてもスペシャルな愛に満ちた空間だった。
(柴那典)
セットリスト
1. Flameout
2. 荒狂曲“シンセカイ”
3. Sweet Dreams
4. No.9
5. ワンダーラスト
6. Lovers in a Suitcase
7. 秘密
8. Swan Song
9. A KITE
10. until the blouse is buttoned up



