5.3 SUN 14:25-15:00 CAVE STAGE
HAPPY

CAVE STAGE、中盤戦突入!
無垢な音楽愛が花開いた!!

本番直前のサウンドチェックでステージに登場した際、4月30日に逝去したベン・E・キングの“Stand by Me”を演奏したHAPPY。おそらく故人に捧げたのであろうそのカヴァーが、本番前からとてもフロアをあたたかなものにした。無垢な音楽愛に従順過ぎるくらい従順で、好きな曲を心から愛し、音楽を無邪気に楽しむ。そういう彼らのど真ん中に通っている芯が、スッと伝わってくるような瞬間だった。

というわけで、2年連続の出場となる5人。ステージに登場すると、ゆったリとしたリズムでドラムがバンドを導くように“Cation”からライヴはスタート。真っ白い光をバックにシンセの音がキラキラと乱反射し、Alecのスウィートでリラクシンな歌声とメロディがとても心地いい。続く彼らのライヴアンセムのひとつ“Lucy”では自然とフロアからハンドクラップの波が起こり、それを見たAlecがオーディエンスに「ビバラ~! 楽しんでますかぁ~!」と声をかければ、他のメンバー達も「Happy~! イェ〜イ」と声を上げる。オーディエンスも気の向くままに体を揺らしたり、手を挙げたり、踊ったり――それぞれが自由気ままでご機嫌な空間ができあがっていく。5曲目ではThe Clashの“I Fought the Law”のカヴァーを披露し、ハンドクラップやシンガロングも交えながら、ひたすら音楽のFUNの部分だけがキラキラ輝いていた。終盤は、ポップなメロディと80’s感漂う新曲の“R.A.D.I.O.”から“To The Next”を披露して、気ままで音楽愛に満ちた永遠の子供たちのようなHAPPYは2年目のビバラのステージを後にした。

(矢島大地)

セットリスト

1. Cation
2. Lucy
3. Wake Up
4. Run Run Run
5. I Fought The Law
6. R.A.D.I.O.
7. To The Next