- 5.5 TUE 16:35-17:10 CAVE STAGE
- ヒトリエ

全曲高速&変則ナンバーで
攻めっぱなしの35分!
ヒトリエでの活動によりVOCALOID界隈には止まらず、幅広い支持と評価を得るヒトリエ。それを物語るように、CAVE STAGEには開演前から多くの客が集まっていた。すると、サウンドチェク中にwowakaをVOCALOID界の寵児に押し上げた人気曲のひとつ、“ワールズエンド・ダンスホール”が演奏され、フロアからは嬉々とした歓声とハンズクラップが巻き起こる。「上出来じゃないですか?」と口にする確信に満ちたwowaka(Vo&G)の表情は実に頼もしく、これが本編ではなくサウンドチェック中だったことに思わずハッと我に返る。すでに名演の予感だ。
そんな中で始まった本編、ヒトリエとしての処女作『ルームシック・ガ-ルズエスケープ』に収録された人気曲“SisterJudy”で一気にオーディエンスの熱を沸点へと持っていき、続く“モンタージュガール”から wowakaの「この日のために新曲を用意してきました。みんな一緒に踊ろう!」という嬉しい報告と共に“トーキーダンス”へ。高速展開していく複雑な楽曲の構造の中で、「踊っていいよ、踊っていいよ」と何度もマシンガンのように叫び放っていく。
畳み掛けるように「みんなまだいけるよね? それは僕が1番わかっています」(シノダ/G)と観客を焚きつけながら、“インパーフェクション”、“踊るマネキン、唄う阿呆”をスタジオ音源よりもはるかに鋭利でダイナミックな音像で刻み鳴らす。
最後はギターのリフだけで大歓声が上がり前線ではクラウドサーフ発生した、“センスレス・ワンダー”。35分という短い時間を、激熱超スピードで駆け抜けていったヒトリエには終演後もしばらく大きな喝采はやむことはなかった。
(黒田隆太朗)
セットリスト
1. SisterJudy
2. モンタージュガール
3. トーキーダンス
4. るらるら
5. NONSENSE
6. インパーフェクション
7. 踊るマネキン、唄う阿呆
8. センスレス・ワンダー