- 5.4 MON 13:20-14:00 VIVA! STAGE
- Nothing's Carved In Stone

異空間に誘うグルーヴと
強烈なパンク・スピリッツ
パンクDAYとも言うべき2015年のVIVA LA ROCK2日目に、2年連続のVIVA! STAGE出演となるNothing’s Carved In Stoneが登場。まずは挨拶代わりの“Spirit Inspiration”ですぐにたまアリの客席を巨大なダンスフロアに変えると、シーケンスに導かれて始まった“Idols”では村松拓(Vo&G)の「飛べ!」というアジテーションを受けてオーディエンスが一斉にジャンプ。さらには、日向の強烈に歪んだベースから最新シングルの“Gravity”へ。生形真一(G)のリズミカルなギターフレーズとスケール感のある曲調の対比がユニークだが、サビの突き抜けっぷりはいかにもNCISである。
続いてエレクトロニカ寄りのシーケンスと美メロが印象的な“November 15th”。フロアの前方では間奏で続々と肩車が現れ、最後のサビで一斉にダイブが起こる。「誰にも遠慮する必要ないんだぜ! 踊ろうぜ!」という村松の呼びかけに応えるかのように、サイケデリックな“Out of Control”でさらなる盛り上がりを見せると、ミニマルで性急な各楽器の絡みがエキサイティングな“(as if it’s)A Warning”へ。硬質なリズム隊とオクーターバーやワウなどを駆使した生形のカラフルなギターワークのつば迫り合いも手に汗握る。
ドラムンベース風のリズムをアクセントにおいたミドルナンバー“Shimmer Song”で会場を一体にすると、ラストは“Isolation”!疾走感のあるイントロからオイコールが巻き起こり、間奏では“November 15th”の時を大きく上回る肩車組が発生して、肩を組んで大合唱後に――もちろん一斉にダイブ! 「愛してるぜ! また会おう!」の言葉を残して、メンバーはステージを去っていった。
(金子厚武)
セットリスト
1. Spirit Inspiration
2. Idols
3. Gravity
4. November 15th
5. Out of Control
6. (as if it’s)A Warning
7. Shimmer Song
8. Isolation