5.5 TUE 17:10-17:50 TSUBASA STAGE

N’夙川BOYS

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夙川式ロックンロールでTSUBASA大炎上！

TSUBASA STAGEの大トリを務めるのはN'夙川BOYS。「ビバラ！　ロックはあってもロールが足りねぇぞ！」とマーヤLOVEがオーディエンスに不満をぶちまけたが、まさか最後にあんなことになるとは……。彼のひと声をきっかけに、TSUBASA STAGEは壮大なエンディングへ向けて走り出す。

1曲目の“プラネットマジック”を演奏した後、「一番ヒドい状態のロックンロールを見て帰ってください！」とマーヤが嗄れ声で呼びかけ、“BANDがしたい！”へ突入。マーヤとリンダdadaが向かい合うツインドラムと、その間にあるドラムセットの上でシンノスケBOYsがかき鳴らすギターという、珍しい編成でプレイ。“Candy People”では、リンダがハンドマイクで歌い、ステージのあちこちで踊りまくる。うん、キュートだ。「フゥ！」のコールアンドレスポンスでは移動中の観客も巻き込んで、オーディエンスは徐々にヒートアップ。

最後は、「次の曲でロールしてもらおか！」というマーヤの声を合図に“物語はちと？不安定”のリフをシンノスケが豪快に鳴らしだす。すると、オーディエンスにも一気に火がつき、モッシュが発生。

その後、この3日間で初めての光景が我々の目の前で展開された。その一部始終をお伝えしたい。まず、シンノスケがステージ上手にある櫓を上り出したのだ。スタッフが慌てるのもお構いなしに、てっぺんでシンノスケが気持ちよさそうにギターをかき鳴らすとオーディエンスの興奮も最高潮。そして、今度はフィールドまで降り、下手奥にある行き先案内板のある場所へ。大きな手拍子に煽られてシンノスケが案内板によじ登ると、大喝采が巻き起こる。続いてステージ前のエリアまで戻ると、今度はオーディエンスに自分のことを持ち上げるように指示し、クラウドサーフでステージまで戻るという離れ業を見せた。すると、今度はマーヤも負けじとステージ下へ派手に飛び降り、柵前のオーディエンスに自分の足を持たせて仁王立ち。その体勢から「ビバラ！」のコール＆レスポンスだ。ようやくステージ上に3人が揃った時には、TSUBASA一帯のロックが完全にロールしていた。何を言ってるのかわからないかもしれないが、つまりはそういうことだ。

3日間の締めに相応しいパフォーマンスを見せた3人だが、オーディエンスは当然、まだまだ欲しい。そんな熱いアンコールに応え、3人はショートパンクチューン“フェアリー”をぶちかまして終了。最終日の最後の最後に、夙川がTSUBASAの可能性を果てしなく広げた。

（阿刀“DA”大志）

セットリスト

1. プラネットマジック
2. BANDがしたい！
3. Hello, 999
4. Candy People
5. 物語はちと？不安定
en. フェアリー