- 5.5 TUE 16:20-17:00 VIVA! STAGE
- POLYSICS

しもっきーも登場!!!!!
ポリの偉大なるオリジナリティ
3日目のVIVA! STAGE、前半戦は勢いのある若手バンドが続いたが、ここからは面白カッコいい大人達の時間。まずは昨年に続いてのVIVA! STAGE登場となるPOLYSICSだ。この後STAR STAGEで大トリを務める愛すべき後輩the telephonesに繋げる意味でも、熱いステージになることは間違いないだろう。
オープニングSEの時点ですでにノリノリのハヤシ(Vo&G)とオーディエンス。まずは強烈な反復ビートの“Shout Aloud!”で幕を開けると、“How are you?”ではハヤシがジミヘンばりに歯でギターを弾いたりと、のっけからエンジン全開。さらには硬質なベースラインに導かれ、新作『HEN 愛 LET’S GO!』から“Homo Sausager”、そして鉄板の“Baby BIAS”では手拍子で会場中が一体に。とにかくエネルギッシュ、エンタメ精神抜群でいて、フミとヤノのリズム隊はめちゃめちゃタイトだからのりやすい。うん、やっぱり凄い。
「半分野外、半分屋内という素晴らしい環境のVIVA! STAGEに今年も出れて嬉しいです!」と語ったのに続いて、こちらも新作からハンマービートの“Dr Pepper!!!!!”を投下すると、下北沢の(非公認)ゆるキャラ「しもっきー」が登場して“Let’s ダバダバ”で共演。しもっきーは意外な身の軽さでくるくる回りながら踊る踊る! フミ(B)がメイン・ヴォーカルを務める“Lukcy Star”、ハードロック色の強い“Young OH! OH!”とテンション高くステージは進み、“シーラカンス イズ アンドロイド”ではハヤシがギターをぶん回して暴れる暴れる! あっという間のラストナンバーは“Buggie Technica”。40分の演奏時間の中に、ここまでの若手バンドの誰よりも多い10曲を突っ込んで、VIVA! STAGEを一気に駆け抜けていった。
改めて思ったのは、ポリの盛り上げ方や振りつけがすべて彼らだけのオリジナルであるということの素晴らしさ。フェス全盛の時代、どのバンドもいかにお客さんを盛り上げるかに力を入れてはいるが、そんな中にあって、昔から音楽性も見た目もステージングも常にオリジナルで圧倒的なエンターテイメントを志向して来たポリの存在は、こういう場所でこそ際立つのだ。VIVA LA POLYSICS! VIVA LA TOISU!
(金子厚武)
セットリスト
1. Shout Aloud!
2. How are you?
3. Homo Sausager
4. Baby BIAS
5. Dr Pepper!!!!!
6. Let's ダバダバ
7. Lucky Star
8. Young OH! OH!
9. シーラカンス イズ アンドロイド
10. Buggie Technica