5.4 MON 17:50-18:30 VIVA! STAGE
ROTTENGRAFFTY

松葉杖でスクリーム!
京都のロットン初見参!

二日目もそろそろ終盤戦。STAR STAGEはDragon Ashと10-FEETを残すのみとなったが、かつてDragon AshのIKUZONEがプロデュースを手掛け、10-FEETとは同郷の盟友であるROTTENGRAFFTYが彼ら2バンドの登場を前にVIVA! STAGEに立つというのは、何とも物語を感じさせる。フロアは開演前からオーディエンスでびっしり。おそらくここまでで最大の大入りだ。

先日足を骨折したNOBUYA(Vo)はメンバーに車椅子で押されながら登場するも、松葉杖を持って立ち上がると、「俺達がRIOTTENGRAFFTYだ!」と絶叫、オープニングの“This world”に突入していく。メタリックな曲調、デスヴォイスとキャッチーなサビとの対比が鮮やかで、ステージもフロアもいきなり暴れまくり! 「怪我してませんか? 俺は足の骨折っちゃいました。でも、お前ら全員に負ける気しねえんだよ! 全員かかってこいよ!」というNOBUYAのアジテーションから、デジタルなシーケンスが走る“D.A.N.C.E.”で今度は一気にダンス空間へ。曲の半ばでは一度全員を座らせて一斉にジャンプ!させたかと思うと今度はヘドバン、さらにはサークルモッシュととにかく盛り上がりが尋常じゃない。

京都レペゼンソングの“響く都”では盆踊り状態になり、今度はN∀OKI(Vo)が中心となって会場中とコール&レスポンス。さらには2バスが炸裂する重量級のHR/HMナンバー“銀色スターリー”、ダブステップ風の展開を盛り込んだ“STAY REAL”と続いていく。NAOKIが「最高の日にしよう!」と呼びかければ、NOBUYAは「暴れ散らかせ!」とアジって“世界の終わり”へ。ラストはロットン随一のパンキッシュな合唱ソング“金色グラフティー”で再びサークルモッシュ&大モッシュ!

最初から最後まで、盛り上がりしかない怒濤の40分間。「フロム京都!またライブハウスで会おうぜ!」。NOBUYAは再び車椅子に乗せられ、ステージを後にした。

(金子厚武)

セットリスト

1. This world
2. D.A.N.C.E.
3. 響く都
4. 銀色スターリー
5. STAY REAL
6. 世界の終わり
7. 金色グラフティー