- 5.4 FRI 17:00~17:45 GARDEN STAGE
- ドラムDJピエール中野
超絶技巧のドラムと最高のDJプレイで魅せ尽くす
驚異のドラムDJがガーデンに降臨！
VIVA LA J-ROCK ANTHEMS、凛として時雨と立て続けにSTAR STAGEでのライヴをこなしてきたピエール中野が、「ドラムDJピエール中野」として本日3本目のライヴに登場。大車輪の活躍とはまさにこのことだろう。何より、人を楽しませることにおいては天性の力を持つドラマーはやっぱりひとりになっても凄かった。ツボをついたプレイで観客のテンションを上げながら、スピンした楽曲に合わせて超絶技巧のドラムを叩く素晴らしいショータイムを演出する40分間。そう、なんでもありの独壇場、それがドラムDJピエール中野によるGARDEN STAGEである。
挨拶代わりにPerfumeの“レーザービーム”をプレイし、まさかの“どんぐりころころ”を叩き切って会場を沸かした後、YUIの大名曲“CHE.R.RY”（しかも何故か向井秀徳ver.!!!）をスピンし狂気の大合唱。もうこの段階で彼はドラムを叩かずアジテーターと化し、ガーデンに集まったオーディエンスを煽りまくり。選曲もプレイも自由、それでいて何をやっても一流という彼の本領がド頭の3曲だけで十二分に伝わってくる最高のスタートだ。「手拍子は頭の上!!」、「腹から声出せー!!」という的確なディレクションの下、ガーデン上がいつのまにか笑いと幸福のるつぼに。その後もヤバT、キュウソ、マンウィズと連打し、いつの間にか“FLY AGAIN”のドラムを自身で叩きまくるとサカナクションの“アイデンティティ”へ、そしてアジカンの“リライト”に繋いで大爆発。
最後はPerfumeの“チョコレイト・ディスコ”を挟んで、本家本元・凛として時雨を叩き切り、関ジャニ∞の“ズッコケ男道”で手を叩いたりドラムを叩いたりしながら大忙しのままフィナーレ。こんなことできるのはこの男しかいない。こんな楽しい場所は他にない。ガーデンを埋め尽くしたすべての人がきっとそう思ったことだろう。感服です。
撮影＝山川哲矢 テキスト＝黒田隆太朗
