- 5.3 THU 11:45-12:20 VIVA! STAGE
- フレンズ
はじめましての人も楽しませる40分間
リハから本番まで、宣言通りに見事完遂！
今年でVIVA LA ROCKには3年連続の出演となるフレンズ。おかもとえみが「フレンズはリハから楽しめまーす！」と呼びかけて、ダンスレッスンが始まると、すでに場内は熱気十分だ。
メンバーがそれぞれオーディエンスに大きく手を振ってからポジションにつくと、「一曲目から踊りましょう！」と“塩と砂糖”でスタート。おかもととひろせひろせがお立ち台も駆使しながら盛り上げると、オーディエンスもばっちり振り付けをこなし、早速レッスンの成果を見せる。
「VIVA LA ROCKにパーティーを持ってきました。フレンズですよろしくー！」と呼びかけて始まった“パーティーしよう！”ではひろせが「目的地はVIVA LA ROCK！」と歌詞を変えて歌い、間奏で長島涼平がチョッパーを決めれば、今度は逆サイドで三浦太郎が歌ったりと、まさにパーティー番長ここにあり。ハッピーな雰囲気が溢れまくる中、ひろせが「はじめましての人も楽しませる40分間、よろしくお願いします！」と改めてパーティーの開会を告げた。
「3年連続でございます。2年間は外のVIVA LA GARDENでしたが、やっとさいたまスーパーアリーナに来ました！」と感謝を伝えると、メンバー自身の出演も話題のCMに使われている新曲“NO BITTER LIFE”へ。初聴きの人が多いであろう曲でも、「NO BITTER LIFE！」「YEAH！」のコール＆レスポンスがばっちり決まるのは、盛り上げ上手なのはもちろん、それ以前にポップスとしての完成度が高く、思わず歌い出したくなるから。続く“NIGHT TOWN”では、SEKIGUCHI LOUIEとともにファンキーなプレイでバンドのグルーヴを引っ張る長島が、間奏でメロディアスなソロを披露してクールダウンさせたりと、押しの一手ばかりではない、バンドとしての成熟も見せる。
「みなさんともっともっと仲良くなりたいので、一緒に踊ってくれますか？」と始まった“夜にダンス”でも、フロントの4人がステップを踏んだりと、決しておかもととひろせばかりが目立つのではなく、全員主役な感じがさらにステージの開放感に繋がっているよう。「東京都渋谷区神泉から来ましたフレンズです」というお馴染みの挨拶から始まったメンバー紹介では、「埼玉が生んだベースディスコ野郎」という長島の紹介フレーズにひと際大きな反応が。
「私たち（女子）、僕たち（男子）、VIVA LA ROCKを（バンド）、楽しむことを誓います！（みんな）」という最後のコール＆レスポンスもばっちり決まって、ラストナンバーは“Love,ya!”。この曲でも途中の歌詞を変えて、「来年はどこ行きますか？」「来年はSTAR STAGEで待ってて！」というやり取りに歓声が起こると、最後のコーラスを会場中で歌い上げて大団円。「はじめましての人も楽しませる40分間」、ばっちり完遂。しかも、めっちゃ楽しませてくれました。
セットリスト
1. 塩と砂糖
2. パーティーしよう！
3. NO BITTER LIFE
4. NIGHT TOWN
5. 夜にダンス
6. Love,ya!
撮影＝釘野孝宏 テキスト＝金子厚武
