2026.05.11
13回目のビバラにして、初の野外開催に挑戦した今年のビバラが終わりました。
初日=5月3日の一発目、マカロニえんぴつが始まりの音を鳴らしてくれた瞬間から、最終日の大トリ、ELLEGARDENの最後の音が夜空に響いて溶けてゆき、みんなの大歓声の中でエンディングを迎えたその瞬間まで、大袈裟でなく、信じられないくらい最高の光景が繰り広げられ続けた4日間でした。
参加してくださったみなさん、出演してくださったアーティストのみなさん、そしてスタッフや関係者のみなさん、本当に本当に、ありがとうございました!!!
今回、会場として使用させていただいた埼玉スタジアム2002公園。この場所はビバラにとって初めての会場であるというだけでなく、そもそもスピーカーを組んで本格的な音楽ライブをやること自体、前例のない、初めてのことでした。すぐ近くに住宅地が広がるこの場所でこの規模のロックフェスを実施するにあたっては、言うまでもなく、近隣住民のみなさん、浦和美園が位置するさいたま市緑区ならびに岩槻区の行政や地元警察のみなさん、そして埼玉高速鉄道をはじめ周辺施設のみなさんのご理解とご協力が不可欠となりますが、事前の準備段階から開催期間中まで、本当に寛大なお心をもって我々を迎えてくださいました。浦和美園エリアのみなさまに深く、深く御礼申し上げます。
また、会場を貸していただいただけではなく、共催という形で一緒にタッグを組んで臨んでいただいた埼玉スタジアム2002ならびに浦和レッズのみなさまにも、心から感謝申し上げます。ゴールデンウィーク期間には浦和レッズにとって何より大切なホームゲームが複数あり、さらには普段から市民の方々の憩いの場として機能している公園であるなかで、我々の設営〜開催にご理解をいただき、どうしたら共存できるのかを一緒に考え、取り組んでくださったこと、非常に心強かったです。本当にありがとうございました。
2026年は改修工事のためさいたまスーパーアリーナ(現GMOアリーナさいたま)が使用できないとわかったのが約3年半前。そこから会場を探し始め、いろいろな経緯を経て、ビバラ初期から様々な形でコラボレーションしてきた浦和レッズとのご縁によって埼玉スタジアム2002公園で開催させていただけることとなり、運営チームだけでなくステージ制作をはじめとする関係スタッフ全員で最初の本格的な下見+測量を行ったのが、2024年の9月。それから1年半以上の時間をかけて(その間に2025開催もやり遂げながら)、何度も何度も現地に足を運び、ぐるぐると会場を回り、ミーティングとシミュレーションを重ね、レイアウトを図面に落とし込んでは修正するという作業を繰り返しながら、準備をしてきました。ビバラとして培ってきた理念やノウハウがあるとはいえ、それでもやはり、音楽イベントをやるのが初めての場所にビバラを作るというのは、まっさらなところから新しいフェスを立ち上げるのと同じくらいの労力を必要としました。
最初から「一度限りの開催」と決めて臨んでいたのですが、だけど、その「一度限り」ということを絶対に言い訳にはしたくなかった。それが、VIVA LA ROCKのことを大切に思ってくださっているみなさんに対して、貴重な時間を割いて今回のビバラに出演したり参加したりしてくださるみなさんに対して、そして、この場所でのビバラ開催を受け入れてくださった会場ならびに地元のみなさんに対して、我々が示すことのできる唯一の誠意であり、同時に、このビバラをしっかりと成功させることが、今後この場所が音楽カルチャーの新たな発信地となっていく未来を切り拓く第一歩になる、そういう重要な役割を今回のビバラは担っていると思っていたからです。
なので、考え得るすべての準備をして臨んだつもりではあるのですが、でも最終的に今回のビバラを成功に導いてくれたのは、いつもと同じく、参加者のみなさんであり、出演者のみなさんでした。
多くの出演者ならびに参加者から、「場所が変わっても、ビバラはビバラだね」というお言葉をたくさんいただきました。そういう空間にしてくださったのは、他の誰でもない、みなさんです。みなさん一人ひとりが、本当に自分ごととしてこのフェスに臨み、周りを思いやりながら全力で音楽を、ライブを、ビバラを楽しんでくれたからこそ、あの光景が生まれました。
ビバラは人に恵まれていると、つくづく思いました。音楽を愛する者同士が集まることで、こんなにも幸せな祝祭を作れるのだと改めて実感しました。涙が出るほど嬉しかったです。今年のビバラが最高だったと思ってくださるのなら、みなさん、自分を誇ってください。あなたの周りにいた音楽大好きなみんなのことを誇ってください。本当に本当に、本当にありがとうございました!!
ビバラは来年、GMOアリーナさいたま(さいたまスーパーアリーナ)に戻りますが、我々にとって今回の埼玉スタジアム2002公園での開催は、とても大切な財産となりました。今回の開催で得たこと、そして反省を、必ずやたまアリでの開催に活かしたいと思っています。回を重ねてくる中で半ばルーティンのように当たり前になっていた部分に関しても、「何故こうしていたんだっけ?」と一から見直す機会になりましたし、開催期間中のみなさんの様子を見ながら改めて気づかせてもらったことも本当に多かったです。この経験を糧に、より良いフェスになっていけるよう、精一杯精進していきます。
そしてまた、これから埼玉スタジアム2002が音楽やエンターテイメントにとってどんな場所になっていくのか、その未来にも期待を抱いています。今回のビバラでその歴史の始まりをみなさんと一緒に作ることができたのであれば、それほど嬉しいことはありません。
何度も書きますが、そして何度書いても足りないくらいですが、本当にありがとうございました!
これから1年、それぞれたくさんの音楽に出逢い、たくさんのライブに足を運び、めいっぱい音楽を楽しんでください。
その上で、また来年、VIVA LA ROCKでお会いできることを心から願っています!!
VIVA LA ROCKプロデューサー
有泉智子





