2023.01.20
2023年になりました。今年もVIVA LA ROCKをよろしくお願いします。
我々も年が明けて一気にバタバタしてきましたが、遂に10回目開催イヤーに入ったことで最高の充実感を覚えています。今年もさいたまスーパーアリーナでデッカいロックの祭典が開けることを嬉しく思います、よろしくお願いします!
22組の出演アーティスト第3弾発表と共に、ここまで告知させていただいた75組のアーティストの5日間にわたる日割り別の発表を行いました。今回の発表で10回目のビバラの流れを生々しく実感してもらえると思っています。
ものすごく悩んだ上で、素晴らしいアーティストに5日間に分かれていただきました。毎回最初の何回かの出演発表は日割りをせずに発表するのですが、これには意味があると思ってやっています。つまりは「それぞれの日がどういうラインアップになるか以前に、今回のビバラはどういうアーティスト達と共にみんなにガッツリと向かい合っていくのか」みたいな、言うなれば最高のアーティストとフェスの決起集会を見てもらうようなものだと思ってやっているのです。そういうプロセスを経て、こうやってそれぞれの日に分かれていただき、みんながどういう5日間、どういう1日を過ごすのかのきっかけを想像してもらう、そんな瞬間が今回の発表だと思っています。どうですか? 僕らは自信と誇りをもって今回の発表をさせていただきました。
昨年の開催終了直後から、何度も何度も「次は10回目だ、念願の10回目だ」ということを言ってきました。それにふさわしい開催をするんだと話し合ってもきました。こういうのは精神論や根性論も含まれるものなんですが、それだけではマスターベーションになることもわかっています。そこで明確に10回目にふさわしいフェスを開催するということが何なのか?ということと向かい合い続けてきましたが、自分は「この国のロックフェスの『今まで』と『今』をちゃんと描くことが大事なんじゃないか、それが参加してくれるみんなに10回目のロックフェスとして一番楽しんでもらえることなんじゃないか」と思ったのです。さらに具体的に言えば、この10年間のロックフェスならではのストーリーが見えるものでもあり、10年間のシーンの中でのアーティストやバンドマンの素晴らしくも壮絶な格闘を映し出すことでもあり、同時にそれだけではなく、これからに向けたロックフェスならではの展望をポジティヴに描き出すこと――それが今回のビバラの大いなる目標です。今回の発表の中で、素晴らしい参加アーティストのおかげで、その片鱗を感じていただきたいと願い、新規出演アーティストおよび日割り別の告知をさせていただきました。
今後の様々な告知も楽しみに待っていてください。僕らはブッキングの最終章を行いながら、同時に今回のビバラをここ何年間以上に自由で楽しいものにするべく、多くのことを決めたり準備したり話し合ったり交渉したりしています。屋外フリーフェスVIVA LA GARDENの4年ぶりの復活をメインに、他にも久しぶりに復活することも多いし、新しい試みもたくさん生まれるんじゃないかと思っています。
開催まで100日強となりました。気づけば桜に硬い蕾がつき始めています。きっとあっという間に春がやってきます。VIVA LA ROCK 2023、5月3日から7日、埼玉県のさいたまスーパーアリーナにてみなさんを待ってます。
鹿野 淳
(VIVA LA ROCKプロデューサー)