問答無用の楽しさがカラフルに弾けた!
KANの“愛は勝つ”をSEに5人は登壇、そのまま“少女のジャンプ”からライヴがスタートした。特徴的な男女ツインヴォーカル――特にせんせい(Vo&Key)のふんわりとした歌い回しと芯の強い声が今日は一段と映えていて、カラフルな楽曲に馴染んでスッと胸に入ってくる。
印象的だったのは“16のbeat”。曲中にもかかわらず、ステージ前にいたかなり押しの強いキッズのひとりに向かって、せんせいが「大丈夫ー!?」と声をかけ、声をかけられたキッズもかなり元気に返事をしていた場面だ。こういったコミュニケーションを自然にとれる人達だからこそ、色鮮やかで派手なインパクトがありながら、聴く人にとても親近感のあるライヴが生まれてくるのだろう。
途中、VIVA LA ROCKグッズを全身にまとった佐藤全部(B)が、何故かVIVAグッズを紹介するなど、誰よりもバンド自身がこのフェスを心から感じてるのだと、強く感じられたライヴだった。
(矢島大地)
セットリスト