まるでライヴハウスかのような、熱の籠ったライヴが3日間繰り広げられてきたCAVE STAGEもいよいよ最後。Dragon Ashの“Viva La Revolution”をSEに3日間を締め括る大トリとして登場したのは、Czecho No Republicだ。

“Call Her”のイントロからフロアは大爆発、自然と「Wake up,wake up,so」の大合唱が起こる。次の“MUSIC”でさらに熱は加速。タカハシマイ（Cho&Syn&G&Per）と武井優心（Vo&B）の歌声の掛け合いの美しさが如実に感じられる同曲は、チェコの新たなスタイルの象徴のようなナンバーだ。印象的なギターのリフレインフレーズに乗せて、踊り狂うオーディエンス達の渦がみるみる広がっていく。

「こんばんは、VIVA LA ROCK！　記念すべき第1回に『この1番大きな』ステージのトリがやれて嬉しいです」と、皮肉っぽくおどけてみせる武井のMCに対して、砂川一黄(Gt)は「お前らのハートが一番大きいってことだよ！」と上手く切り替えし。オーディエンスがどっと沸きあがる。その勢いのままに彼らが放ったナンバーは“Festival”。跳ねたリズムに、オーディエンスの勢いは再点火。ここからは“RUN RUN TIKI BANG BANG”、“ダイナソー”とライヴナンバーを集中砲火。CAVE STAGEは、最後の瞬間に向けて走り抜けていった。

「今日は本当に楽しい、ありがとう！　新曲やっていいですか！」というMCを挟み届けられた新曲は、スぺイシーなイントロと広がりのあるサビでオーディエンスを魅了し、そのままラストの “ショートバケーション”まで駆け抜けて本編は終了した。

間髪入れず起こったアンコールの声に応え、すぐにステージに再び登場した彼ら。「ビバ！」というコール&レスポンスの後に、「非常に楽しかったです。ここをまさしく夢の国、ネバーランドにします！」と言って最後に届けられたのは、もちろんこの曲、“ネバーランド”。「ネバーランド!!」と叫ぶオーディエンスの笑顔は、3日間にこのCAVE STAGEで繰り広げられた幸せな軌跡を象徴するようだった。

（黒澤圭介）

セットリスト

• 1. Call Her
• 2. MUSIC
• 3. Festival
• 4. RUN RUN TIKI BANG BANG
• 5. ダイナソー
• 6. 新曲
• 7. ショートバケーション
• 8. ネバーランド

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  サカナクション

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  フィッシュマンズ