This is HAPPY WORLD!
CAVE STAGEも早くも終盤戦。登場したのは、京都出身の新星バンド、HAPPYだ。サイケ調でアレンジされたディズニーのエレクトリカルパレードのSEが鳴り響く中、HAPPYの5人はハイテンションに登場した。
「イエー、HAPPYです!」というAlec(Vo&G)の一言からライヴはスタート。“Cation”、“Wake Up”と、のっけからアップテンポなナンバーが続いた。推進力のあるリズム隊がオーディエンスの盛り上がりを加熱、そこにキラキラとしたシンセサイザーのフレーズと美しいハーモニーが乗って、会場を一気に多幸空間に変えた。
「VIVA LA ROCK、第1回目! 出れて光栄です!」とAlecが話すと、彼らは“Win Key Gun”と“Lift This Weight”を立て続けに披露。スタンダードなロックサウンドから急激にサイケなサウンドまで行き来する“Win Key Gun”では、大きな展開の起伏にオーディエンスは心身共にがっつりと煽られていた。
MCでの相変わらずな自由奔放な掛け合いの後に披露されたのは、“Circus”。この曲には、過去の偉大な海外のバンドに影響を受けた上で放つ、彼らの独自性が詰まっていた。レトロな響きのベースラインも、サイケデリックな響き全開なRic(Vo&Syn)のシンセサイザーとChew(G&Syn)のギターの掛け合いも、とにかくツボを突いてくる。ラストに繰り出したのは、デビュー前から挨拶代わり曲となっていた“Lucy”。軽快でゴキゲンなこのナンバーを繰り出した頃には、オーディエンスはもう彼らの虜。最高に自由で笑顔に溢れたステージだった。
(黒澤圭介)
セットリスト