VIVA LA ROCK 2021

MESSAGE

2O20.09.11

VIVA LA ROCK 2021の開催をここに宣言します。

きっと今までは当たり前に受け止めてもらっていたし、僕らも当たり前に来年も開催するぞ!と前向きな躍動感をもって開催宣言をしていましたが、今回ばかりは「開催を目指します!」というニュアンスが含まれていますし、実際僕らがどう宣言しようと、多くの皆様が「来年こそはライヴもフェスも開催して欲しいけど、実際どうなんだろう?」と思っていることと思います。
だからこそVIVA LA ROCK 2021は100%の希望と願いを込めて、来年のゴールデンウィークにさいたまスーパーアリーナにて8度目のビバラを開催します!!と宣言します。
不急ではあるかもしれないけど不要ではないライヴ、フェスを少しでも早く以前と同じ生々しさで堪能してもらうべく、その時に向けて全力で動き始めました。

お祭りがしたいです。音楽の祭典を開きたいです。
音楽のお祭りができる日常を来年こそ、春から本格的に取り戻したいです。
その時に最高のお祭りと最高の新しいロック、ライヴをご用意して、ビバラはみんなと再びご一緒したい。
2021年のVIVA LA ROCKをよろしくお願いします!

今までの発表とは違うことが多い開催宣言となります。
まずは日程ですが、2021年5月の1日から5日までの間、さいたまスーパーアリーナのスケジュールをVIVA LA ROCKで押さえています。
つまり、5日間です。2018年まではアリーナモードで基本3日間開催、2019年はスタジアムモードで4日間開催をしてきました。しかし今回押さえている5日間の中で何日間の開催にするのか? つまり来年の日程詳細はまだ決めていません。何日間フェスを開催すべきか? 同じタイミングのフェスとのスケジューリングをどう考えるか? 来春の音楽シーンの状況を含めたブッキングイメージをどうするのか? 今、その辺りを考えながら様々な模索をしています。
また、スタジアムモードでの開催にするのか、あるいはアリーナモードでの開催にするのか?についても、この状況下で換気、転換などの面を含めてどの状態がベストなのかを様々な観点からシミュレーションし直しています。アリーナエリアに関してはスタンディングでの開催にしたいと考えていますが、それも今の時点で決定事項にすることができません。キャパシティに関しても同様です。
つまりまだ不確定事項が多い中で、それでも一丸となって開催実現に向けて走り出したという状態です。

そのことを踏まえ、2021年のVIVA LA ROCKに関しては、本当に断腸の想いなのですが、毎年秋から販売していた埼玉県内在住者向けのディスカウントチケット「埼玉県限定超先行チケット」の販売を行わないことにしました。理由は前述したように様々なことがまだ決定できないこと、そして万が一の場合に払い戻しをお願いせざるを得ないという事態も起こり得るからです。
VIVA LA ROCKは今年の2020年度、春の開催を断念して夏の延期開催をもくろみましたが、それも果たせず、最終的に「ビバラ!オンライン2020」という無観客・生配信での開催に至りました。
改めて「ビバラ!オンライン 2020」にご参加いただいたすべての方々に心から感謝いたします。今の状況でより多くの方々に楽しんでもらえるロックフェスを目指して開催しましたが、おかげさまで無事に終了することができて、しかも「オンラインだけどフェスだった」というお声を出演アーティスト、およびチケット購入者の方々からたくさん頂戴することができました。
しかし2度にわたるさいたまスーパーアリーナでの開催断念の過程で、春の開催を楽しみにしていてくれた5万人以上の方々にチケットの払い戻しをお願いすることになりました。その経験を踏まえ、今回はまず開催の発表をさせていただきながら、最終的な開催期間およびチケット発売のタイミングを模索し続けることに致しました。

我々が現状めざしているタイムラインは、年末に第一弾出演アーティスト発表を行い、その時までにスケジュールなどの詳細を決定する。そして年明け早々にチケットの販売を開始するというものです。その上で2年越しの最高のビバラを埼玉県で、さいたまスーパーアリーナで、最高のアーティストと共に安全かつ楽しめる形で開催しようと願っています。
2021年の開催に関しては、例年と異なることが必ず出てきます。しかし既にそのあらゆるシミュレーションを始めています。ビバラは現在、来春に向けていつも以上にやる気満々です。

重ねて申し上げますが、詳細に関しては今しばらくお待ちください。
それまでは新型コロナウイルス感染症の収束、およびワクチン、治療薬の開発を願いながら、皆様の健康と生活が損なわれることのないように願い、そしてまずはこの冬の音楽フェスティバルが無事に開催されることを強く希望し、エールを送り続けようと思います。

2020年代に入りました。シーンは本当に面白くなり、新しい音楽の興奮がもっともっと待っていたはずでした。今も様々なアーティストが新しい試みに取り組みながら、衝動と生々しさを増幅させながら、再会の時に向けて破裂寸前の状態でいます。凄く面白い、そしてラジカルなこれからが待っているんです。
だからこそ皆様の音楽人生がより充実したものとなるよう、新しい発見と喜びに満ちた本当の意味の「春」を待ち望んでいる音楽およびエンターテイメントシーンの一角として、ビバラもご一緒できる日に向けて頑張ります。

春のロックフェスティバル「VIVA LA ROCK 2021」を、どうか待っていてください。
よろしくお願い申し上げます。

VIVA LA ROCKプロデューサー:鹿野 淳