アグレッシヴな歌が強く飛んだ
グドモの真骨頂!
満員御礼が続くCAVE STAGEの中でも、特にまったく身動きがとれなくなるほどの大盛況を見せたのがグッドモーニングアメリカ。
今週はゴールデンウィーク ということで、たなしんは「ゴールデン」をかけた「ゴールデンボンバー」の“女々しくて”をSEにして(要するに、自分で歌いながら)、女性に変装した姿で本日はステージ袖から入場。この時点で会場全体が異様なヴォリュームのシンガロングである。そのまま、恒例の「ファイヤー!」をお見舞いし、豪快に駆け抜けた6曲だった。
冒頭の“キャッチアンドリリース”“空ばかり見ていた”から明らかだったが、金廣真悟(Vo&G)の歌が明らかに攻撃性を増していて、“空ばかり見ていた”の終盤では、ステージ側から柵を飛び越えてピット上へ突入し、ピンマイクでの絶唱を見せた。こういったパフォーマンスがピットのさらなる大きな隆起を呼び、楽曲のよさが強烈なインパクトで伝わってくるライヴをしていた。
後半は、“拝啓、ツラツストラ”、“イチ、ニッ、サンでジャンプ”、“未来へのスパイラル”を立て続けに放ち、このバンドの持つポップネスを明確に示すセットリストだったが、今日はバンドのグルーヴが非常にアグレッシヴで、ノりやすいポップさよりも、前にグイグイと出るそれぞれのパフォーマンス、歌が非常に強く印象に残るライヴだったと思う。
(矢島大地)
セットリスト
1.キャッチアンドリリース
2.空ばかり見ていた
3.アブラカタブラ
4.拝啓、ツラツストラ
5.イチ、ニッ、サンでジャンプ
6.未来へのスパイラル