2022.04.05
本当にお待たせしました、ようやく今年のタイムテーブルを公開することができました。
今年もこのタイムテーブルをもって、いよいよVIVA LA ROCK 2022がみんなの中でリアルに浮かび上がってきたのではないかと思います。120%大自信作のタイムテーブルです!
僕らの目標と希望は、入場してから退場するまで、みんなにご飯を食べる時間を作らせないことなんです。
矛盾だらけの、完全に間違ってることを言っているのはわかっています。今回も美味しいご飯と飲み物をたくさん揃え、中にはオリジナルのフードやドリンクもたくさんご用意しました。これもまた、ビバラの自信作です。だけどライヴが素晴らしすぎて、そのライヴとライヴの流れが凄すぎて、さらに大好きなアーティストだけではなく、初めて出逢ったアーティストに心身共に持っていかれて、あー、ご飯を食べる時間がない!?と心の中で焦りながら、それでもフェス飯を求め、食べたらさらにエネルギーが上がり、再び充電完了でライヴ!――というみんなの姿をイメージしながら、このタイムテーブルを作りました。
このタイムテーブルは、今年のビバラが心を込めておくる夢です。
9度目のビバラは、最高のアーティストと最高の音楽が、このようにバトンを受け継ぎながら広大なさいたまスーパーアリーナで喜びや儚さや強さや希望を響かせ続けてくれます。どうか、心の底から、最初から最後まで楽しんでください。
昨年の開催と同様に今年も、何もかも自由に好き勝手やってくれ! 周りに迷惑をかけなければ、愛と笑顔を絶やさなければなんでもオッケー!というわけには、残念ながらいきません。
今も自治体と会場と様々なことを丁寧に、とことん協議し続けておりますが、みんなにアナウンスする今年のビバラでの過ごし方、守っていただきたいこと、ご協力いただきたいことがほぼまとまりました。
まず、アリーナは全面スタンディングにすることができました。これは去年の開催終了後からのビバラの大きな目標でした。様々なご意見があることは承知しておりますが、自分の好きなタイミングと好きな場所で自由にライヴをとことん楽しみ、心をフル稼働させて、ステージにあなたのエネルギーと愛情をぶつけ返してもらう。そのために、コロナ禍前までのフェスと同じようにスタンディングの状態で開催したいと願い、各所と協議の結果、それを実現することができました。
今年のビバラはさいたまスーパーアリーナで行われる、コロナ禍以降初のアリーナ全面スタンディングの公演となります。
飲食に関しても昨年から大幅にシステムやルールを変えることができました。ただ、こちらはコロナ禍前のように、というわけには行きません。みんなの大きなご協力とご理解が必要です。
アルコール飲料の販売はいたします。ただし、さいたまスーパーアリーナ館内のみでの販売です。飲んでいただく場所も館内の指定した場所のみに限定します。具体的に申し上げるとアリーナ・スタンディングエリアでのアルコールの飲酒と持ち込みはできません。さらに、館外へのアルコールの持ち出しとけやきひろばを含む周辺屋外での飲酒も厳禁、入退場の際に細かいチェックをさせていただきます。
食べ物に関しても、スタンディングエリアへは持ち込みができません、つまりアリーナ・スタンディングエリアへはソフトドリンクのみ持ち込んでいただけます。
食べ物は館内のコンコースの指定したエリア、すべてのスタンド席、そして、けやきひろばの指定したエリアで楽しんでいただけます。昨年と比べて倍以上の飲食用スペースを確保しました。ただし、ラーメンなどの汁物をスタンド席に持ち込むことは禁止いたします。
今回、飲食店舗を3年ぶりにけやきひろばに展開できたこと、そしてアルコール飲料を館内のみでも販売できること、これらはすべて昨年の開催において、参加者のみんながルールとマナーをしっかりと守った素晴らしい姿勢でビバラに臨んでいただいたからです。その成果がこのような形になりました。それと同様に、今年のみんなのビバラにおける過ごし方が来年の、10回目の開催のビバラに繋がる光になると思います。どうか、ご協力ください。決して暴飲暴食などせずに、節度ある行動をもってフェス全体を楽しんでください。心からお願いします。
詳しいガイドラインはここに記載しております。どうか隅から隅まで読んで、理解した上でご来場ください。
こういう言い方が果たしていいのか見当違いなのか、いまだにわからないのですが、今回のビバラもみんなの行動が、この開催が成功するか否かの鍵を握っています。その大事な鍵を、みんなに渡した上で開催をします。オーディエンスであるみんなが主役だからとか、ステージ側と参加者側が一体となってとか、そういう言葉に甘えないフェスにするんだと初回からずっと思いながらやってきましたが、それでもやはりあなたが今年のビバラの一番大事な鍵を握っているのは確かです。
VIVA LA ROCKというフェスの鍵を回してくれてありがとうございます。あなたが握りしめているこの鍵は、フェス、ライヴ、エンターテイメントを光ある明日へと導くものです。
大変なことがたくさんあると思いますが、日々お身体を大切にしながら、当日をお迎えください。僕らは今年もあなたをそっとお守りできるよう全力を尽くし、みんなに強いる数々の制約以上の喜びや意義や尊いものがビバラにはあると確信しながら開催します。
あなたがいるからこそ開催できるということ。そのことを心の底から感謝します。万全の体制と気持ちをもって、さいたまスーパーアリーナにてみなさんをお待ち申し上げます。
本当にありがとう。VIVA LA ROCK 2022、もうすぐ開幕です。
鹿野 淳(VIVA LA ROCK プロデューサー)