2015.04.08
大変お待たせしました。
2年目のVIVA LA ROCKはようやくタイムテーブルを発表できるところまで辿り着きました。
今年のVIVA LA ROCKは2年目ならではの闘いと試行錯誤を繰り返しました。
まず、昨年の「導線が難しい」、「クロークが少ない」という問題と取り組み、リニューアルを試みました。
「オトミセ」などの400レベルの活性化もテーマにして、400レベルと500レベルという高階層のエリアの活性化を図りました。まだ「オトミセ」の出展募集は続けています。是非とも応募して頂きたいし、いろいろな友達と共に、このエリアに遊びに来て欲しいです。
「VIVA! STAGE」と「CAVE STAGE」の収容人数のギャップも多くの声が届きました。これに関しては屋外に「TSUBASA STAGE」という新設ステージを作ることで対応しました。このステージを組むことによって、俗にAゲートと呼ばれる入退場口は、午後の一定の時間は「入場のみ」になり、屋外への退場は「Bゲート」を使用してもらうことになります。少しばかりわかりづらいかもしれませんが、場内での表示やMAPをよくご覧になってください。
さいたまスーパーアリーナは100レベル(1階)から500レベル(5階)まである立体的アリーナで、素晴らしい機能をたくさん持っています。VIVA LA ROCKはその機能をほとんどデッドゾーンなしで使用するものですが、今年はさらに最後のひとひねりまですべてを絞り切って使用させてもらい、「ロックフェスならではのロックフェス」を行うことになりました。
都会のど真ん中の野外にふたつのステージを構成したことや、それによるエリアデザインの変更など、今年のVIVA LA ROCKは去年からの変更点が多いですが、スタッフ全員で参加者のみんなを適切に快適に導けるよう、激しく努力する次第です。よろしくお願いします。
TSUBASA STAGEの新設により、今年のVIVA LA ROCKは出演数が増え、全80組の素晴らしいアーティストにご参加いただくことになりました(ALL NIGHT VIVA!等の出演数は含まれておりません)。
この中で唯一、ライヴアクトとして04Limited Sazabysが4日と5日の両日参加になっています。これは既に出演することを発表していた4日のステージが、今の彼らの状況に対してあまりにも多くの参加者が入場規制で観られなくなると判断し、もう1日彼らにVIVA! STAGEでの出演を打診したものです。とても珍しいことですし、当初の予測が甘かったことを皆様にお詫び申し上げますが、参加者に対する現実的な判断を優先し、バンドにも納得してもらいました。きっと意気込みに溢れた素晴らしいライヴを繰り広げてくれると信じています。
さいたまスーパーアリーナ内だけがVIVA LA ROCKではありません。隣接している野外スペース「けやきひろば」もVIVA LA ROCKの会場です。
ビアガーデンと、バーベキューと、フットサルと、DJや弾き語りのステージと、キッズゾーンと、ゆるキャラと大道芸人と、言うまでもなくフェス飯街と、埼玉のグルメなどが、ここには集まってます。このエリアを名付けて「VIVA LA GARDEN」と呼びます。
これだけ素敵なことが集まったので、フェス開催中の3日間だけではなく、もっとオープンしてしまおう!と5月1日から5月6日まで合計6日間も開催します。当日は、埼玉名物でもあるゆるキャラがGARDEN内を歩いてたりしますので、一緒に遊んでください。ちなみにこのエリアは入場料のかからないフリースペースです。フェスの参加しない日に、ここに来てもきっと楽しめると思います!
渋谷から上手く電車で乗り継げば40分かからない、駅から直結しているさいたまスーパーアリーナにて開催するVIVA LA ROCKは、新しい室内フェスのスタンダードに、そして新たな埼玉の音楽名所になりたいと心から願ってます。
フェスの主役は、参加してくれる「あなた」です。それはフェスを開催する側だけが思っていることではなく、アーティストが一番願っていることでもあります。最高のみんなと出逢うために、アーティストはこのフェスに出演し、そして素晴らしい音楽を響かせます。ですので、最高のみんなでいてください。最高のみんなとして音楽を楽しみ、自分以外のみんなも最高でい続けられるように行動してください。それがきっと、このフェスのみならず、音楽シーンをよりよいものにするエネルギーに本当になるのです。
ロックフェスという現場は、音楽の展示場であると共に、音楽の理想郷であらねばならないと思います。あらゆる日常の中に音楽があるからこそ、その日常を超えた非日常を音楽が描ける場所として、今もロックフェスティヴァルはなくてはならないマジックだと信じ、その魔法をここで鳴る音楽が起こすために1年かけて作ってきた2度目のVIVA LA ROCKが、もうすぐ開幕します。
新しいロックを見つけて欲しい。遮二無二なって楽しみ、その思い出が忘れられないからこそ、そこで鳴った音楽が耳と心から離れずに何度も何度も音楽と楽しみ合う、そんなあなたにとっての未知の3日間であって欲しいと願い、「ビバラ」は今年もさいたまスーパーアリーナにて皆さんを笑顔で待ってます!
鹿野 淳(VIVA LA ROCKプロデューサー)