2018.11.14
いよいよ今回から本格的に2019年のビバラの内容に踏み込んでいく発表が続きますが、まずは出演アーティストの第1弾発表をさせていただきます。
今回もたくさんの新しい出会いを、素晴らしいアーティストやバンドと共に迎えられること、そしてそれをみんなの心臓部にぶっ込めることを、とても嬉しく思います。4日間開催になり、何よりも今まで以上に多くの新しいロックの才能や宝物をビバラにお誘いすることができるようになりました。このフェスはサーキットフェスではないですが、同じような気持ちで、とにかく新しい音楽の光を浴びて欲しい、そしてその新しい光のような存在であるアーティストやバンドに、いち早くフェスの激しい現場を体感して欲しいという願いも込めて開催しています。今回の発表でもその気概は素晴らしくもフレッシュなラインナップから感じていただけると思います。
もちろん、久しぶりに出演してくれる方々も、数々の奇跡や伝説をこのフェスに残してくれている方々もいます。こうやって出演してくれるアーティストやバンドの名前をみんなに発表できることが、何よりも嬉しいです。これからも続々と約100組の発表をさせていただきます。一緒に6回目のビバラをカウントダウンするような気持ちで楽しんで興奮して欲しいと願ってます。
そして今回、今までのビバラに参加してくださった方々にはまったく新しい世界観をお届けすることになることをご報告します。それは、「アリーナモードからスタジアムモードへ」という、さいたまスーパーアリーナ館内のビバラ会場デザインを完全に一新することです。詳しくは下記のイラストと説明を読んでいただきたいのですが、要するにSTAR STAGEとVIVA! STAGEの間にあった壁と通路を取り払い、1つの巨大なスペースの中に2つのステージを配置する、ということです。これはこのフェスの最大の弱点と今まで以上に根本的に向かい合う中で芽生えた、いわば最後にして最高の試みだと思っています。
みなさんから様々なリアクションをいただき続けていますが、ずっとこのフェスの最大のネガティヴ要素だった「2つのステージ間の導線問題」と取っ組み合う中で、こうなったらそこに立ちはだかる壁自体を取り除いてしまうしかないという、いわば最終手段を今回試みることにしました。もちろん、導線問題が解決すればいいだけなんてことは僕らスタッフ一同考えていません。普段はなかなか味わえない、さいたまスーパーアリーナを「アリーナ」ではなく「スタジアム」のスケールで使用するフェスにビバラは進化するわけで、そのスケールアップにふさわしい夢とスキルをフル稼働させ、今までになかった新たなフェス空間を作ろうと思っています。ワクワクと同じ量のドキドキとバクバクを抱えながら毎日このリニューアルと取り組んでいますので、「屋内スタジアム・フェスとしてのビバラ」を、これからもよろしくお願いします。
節目である5回目の開催が最高の形で幕を閉じ、今回から新たな課題と取り組む中で、さらに新しい企画を発足しました。それが「VIVA LA FORCE」です。
これはビバラのために特別編成するクルー・チームを作りたいという想いから生まれた試みです。5年間このフェスを支え続けてくれたスタッフと共に働いてもらうべく、このフェスならではのルールや運営マネジメントを数回の説明会や懇親会で理解してもらい、その上で開催当日に主要スタッフとしてビバラを一緒に盛り上げ管理していくチームを結成します。フェスのスタッフやセキュリティがやるべきことが何なのか?を一緒にシェアしていくことで、ビバラを通じてフェスとは何なのか?を体感してもらえることと思います。
とてもハードな仕事だし、参加者の喜びや不満に直結する仕事なのでかなりのプレッシャーもありますが、同時に、いやそれ以上の喜びと経験を得られると思います。我こそはと思う方、ぜひ応募してください。一緒にビバラを作り上げましょう。
最後になりますが、今回もキックオフパーティーを行います。昨年と同じく、the telephonesを輩出したライヴハウスとしても有名な北浦和KYARAにて、今回は新年明けて割とすぐの開催、つまり「ロック新年会」です! なので景気よくフリーライヴ、つまり無料で開催することにしました。
観てください、新年に2019年の鍵を握るバンドが集まってくれます。楽しいどころか、どうかなっちゃうかもしれませんが、とにかく楽しんでください!
鹿野 淳(VIVA LA ROCKプロデューサー)