VIVA LA ROCK 2019

MESSAGE

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2019.3.29

お待たせしました、今年のビバラのタイムテーブルを発表します。

みんなが一番実感されていることだと思いますが、このタイムテーブルの中から参加してくれる自分と音楽の特別な時間が生まれます。例えばマラソンでいうところの「ペースメーカー」のようなものが、このタイムテーブルだと思うのです。ペースメーカーが上手く導かないと記録もいいバトルも生まれないのと同じで、このタイムテーブルという基準がみんなの沢山のイメージやアイディアを包み込めるものでないとフェスを楽しく過ごしてもらうことが出来ません。今年もそんなプレッシャーを感じながらタイムテーブルを作りました。
今年も感想、お待ちしています!!
VIVA LA ROCKには飲食エリア、ビアガーデン、キッズランド、ワークショップ、企画ブース、トークステージなど様々な試みがあるので、現実的にその日のすべてのライヴアクトを見ることができないかもしれません。だからこのタイムテーブルを基に、あなたの時間、音楽、新しい出会いをイメージし、それぞれの最高のタイムテーブルを自分で作り上げてください。6度目のビバラはみんなのポジティヴな音楽体験を楽しみにしています。

今年はこのフェスが始まって以来の大きな変化があります。今までさいたまスーパーアリーナ内を2分割し、それぞれ「STAR STAGE」「VIVA! STAGE」と名付けて使用していたアリーナ部分が一つになります。2つの大きなステージの間にあった壁を無くすことによって、今までの「アリーナモード」から「スタジアムモード」、つまりさらに大きくさいたまスーパーアリーナを使用するフェスになり、行き来が大きく変わります。大きなエリアの中にステージが2つ存在することになるので、それぞれのライヴの間に15分間の転換時間が生まれます。「ビバラのライヴハウス」と言われるCAVE STAGEへの導線も動き易くなりました。スタジアム内に大きなCAVE STAGEというイルミネーションゲートがありますので、そこから何度も何度も移動してください。このステージは発見と出会いを願って作った可能性に満ちた場所です。新しいロック、アーティストとの出会いも沢山あると思いますので、その音楽、アーティストやバンドとの新しいストーリーを作るきっかけにしてください。

スタジアムモードにした理由はひとえに「さらに快適にライヴを楽しんで欲しい」という願いを形にしたかったからです。このフェスの最大のマイナス要素は「STAR STAGEとVIVA! STAGEの間の導線」にあったことは自覚しています。その問題と4年間ほど闘い続けて来ましたが、ここまでやらないと駄目なんだという結論に近い想いを、今回のスタジアムモード化には込めています。その結果広大なアリーナエリアを作り、そのエリアとスタンド席エリアの行き来も今までのように細かいルール決めをするのではなく、なるべく沢山のスタンドとアリーナをダイレクトに繋げ、自由に動いてもらうことにしました。だからこそ、スタンド席への荷物置きは絶対におやめください。頭を下げて強くお願いさせて頂きます。今回から、席取りだと判断した荷物は即刻、椅子の下にスタッフが置かせてもらい、席を開けるようにします。できるだけ大切な荷物に触れたくはありません。どうか、ご協力、そしてご理解をよろしくお願い申し上げます。

今まで以上に、今年は多くのコラボレートに恵まれました。
ギター、ベース、アンプのメーカーとしてあまりにも有名な「Fender」とコラボレートをします。ロックと埼玉にこだわり抜いたフェスとして、現場で楽器に触れる機会を常々作りたいと思っていましたが、それがFenderのおかげで遂に実現します。館内のコンコースにエリアを作り、複数のギター、ベース、アンプを設置し、アドバイサースタッフも常駐しながら、あなたと楽器の幸福な出会いをサポートします。是非、体験してください。楽器に触れたことがない人ほど、このコラボレートにとっては大事な仲間です。恥ずかしがらずにどうぞお越しを。

ビバラはサッカーとお酒が大好きな仲間同士で始めたフェスです。そのサッカーからは「浦和レッズ」、そしてお酒は「所沢ビール」とのコラボレートも実現しました!
レッズとは4月20日のヴィッセル神戸戦でビバラシートを作ります。そしてフェス本体ではレッズとのがっつりしたコラボグッズを発売します。GARDEN STAGEの特設フットサルコートや隣接したブースでも活躍してもらいます。
所沢ビールとは一緒にオリジナルのビールを作り、それをお出しします。クラフトビールとして拘り抜いて製造している所沢ビールとどんなビールが春の音楽フェスと合うのか? を話し合い、僕らのイメージも汲んでくれたビールを作って頂き、販売するのです。
そのビールの醸造や発酵にも立ち会わさせてもらい、ほんの少しだけ一緒に作らせて頂きました。とてもストイックかつ厳かな時間でしたが、今はみんなにお出しするビールは、工場の中で出演される音楽をずっと聴きながら熟成され美味しい化学反応を遂げていると聞いています。是非お呑みください。
埼玉とのコラボレートはこれに終わりません。まだまだ大胆な試みがありますので、それも楽しみにしていてください。

一昨年は県内の障害者アーティストの芸術活動を支援し、昨年はそれに加えて県内の自殺防止活動を知ってもらう機会をブース展開の中で作る「YOU’LL NEVER LIVE ALONEプロジェクト」を、今年も行います。障害者アーティストの方々には去年のビバラの一部を体験してもらい、そこからインスパイアされた心を打つ素晴らしい絵画などもたくさん見せてもらいました。今年のVIVA LA GARDENでは、僕らがそこからインスパイアされたデザイン演出などを施したいと思っています。

開催まであと1ヶ月と少し。
10連休すべて、毎日けやきひろばにてオープンする「VIVA LA GARDEN」に至ってはオープンまで1ヶ月を切りました。まだまだ「All Night Viva!」、5月2日に開催する「ビバラポップ!」、10連休すべてでオープンする「GARDEN STAGE」の内容、「VIVA LA J-ROCK ANTHEMS」のゲストヴォーカルの発表などがあります。勿論、「マキシマム ザ ホルモン2号店」のメンバーと、オーディション「ティーネイジサイタマ2019」のグランプリアーティストも決まっていません。まだまだ開催まで毎日ゴロゴロ転がり続け、最高に磨かれたVIVA LA ROCK2019として、みんなをお迎えしようと思います。
心よりみんなを待ってます。

鹿野 淳(VIVA LA ROCKプロデューサー)

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