- 5.3 SUN 18:00-18:30 GARDEN STAGE
- Bentham

夕暮れのGARDENをさらに燃やす、
猪突猛進のダンスビート!
日が傾いてきていくらか涼しい風が吹くようになったGARDEN STAGEは、時間帯もあってか、お酒やごはんを片手にくつろいでいる人も多く、比較的ゆったりとした印象だ。そんな中に登場したのは、Bentham。ヴォーカル・小関竜矢が「Bentham」と書かれた旗を掲げて客席側から入場すると、1曲目は“パブリック”。性急な裏打ちのビートと中性的で伸びやかなハイトーンヴォイスがこだますると、さっきまでのんびりとした空気が流れていたGARDEN STAGEも一気にハンドクラップと狂乱の渦へと変化していった。続け様に「もっと盛り上がらせてもらいますよ!」と、“アイマイミーマイン”で畳み掛ける。多彩かつトリッキーな展開に加え、小関の男臭いMC、語り口調が中性的な声とのギャップを生んでいるのもこのバンドのライヴの面白いポイントだ。
さらに、「今日ここにいる君のために、新曲を持ってきました」と客席を指差し、リズムパターンをくるくると変えながら疾走する“TONIGHT”を放つと、ドラムの 鈴木敬が「去年、オトミセに出展してました! しかも、『ビバラに俺を出せ』という名前の作品を出してました(笑)」と話すと、会場が大いに沸く。新たな音楽と人との出会いに大きなロマンを抱いているこのフェスにとって、この瞬間の光景はどこまでも感動的で、清々しさすら感じることのできるライヴだった。
(矢島大地)
セットリスト
1. パブリック
2. アイマイミーマイン
3. TONIGHT
4. HEY!!
5. 手の鳴る方へ
6. アナログマン